
岡山県高梁市成羽町にある夫婦岩は、標高四、五百メートルの石灰岩の山々の一つの中腹に出来た、自然が生み出した華麗な二つの大塊をいう。
夫岩は公称、高さ12メートル、妻岩は16メートルで愛児のような岩を抱いている。夫岩は下部が細く、くさびのような岩と岩自体の形状から、微妙なバランスによって支えられている(写真館)。大きさは、二見が浦の夫婦岩の約二倍、わが国では比肩するものがないほど壮観といわれている。
夫婦岩は海抜400メートル、石灰岩の台地上にそびえ、周囲は四季折々の花、紅葉も見られる。また、眼下には成羽川の清流が見え、絶好の眺望の場所である。
この夫婦岩は山中にあり、世にあまり知られてこなかったが、近年県道も開通。奇岩を両方向から見る展望台、桜の木で囲まれた大駐車場も出来て観光客の便宜を図っている。(地図)
◎2005年8月21日、木ノ村町内会の有志(成羽観光協会中支部会員)は、夫婦岩の実測を行ないました。竹ざおの先に計測器をつなぎスケールを垂らす方法でおこないました。
その結果は、以下の通りです。
妻岩 実測 11・92M 公称 16M (写真館2)
夫岩 実測 10・20M 公称 12M
子岩 実測 7・58M 公称 なし
*頂上の支点は、同じ目線で定めていますが、誤差は+-10cmと考えられます。
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